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3、愛媛県今治市の今治タオルプロジェクトへの取り組み

3、愛媛県今治市の今治タオルプロジェクトへの取り組み

 今治市は、愛媛県の北東部に位置している人口18万人の県都松山市に次ぐ第二の都市です。タオル・縫製・造船などが基幹産業としてめざましく発展してきました。そして平成11年には瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が開通し、中四国の交流、流通の拠点となりました。
瀬戸内海の風光明媚な景観と伊予水軍城址などの歴史遺産を誇る観光都市として、造船・海運都市としても将来が期待されています。

 今治市を訪れてみようと思ったのはテレビで最近注目されている今治タオルを見たからです。今治タオルは100年以上の歴史を持つタイルの一大産地です。豊富な水と少雨温暖な気候が繊維産業に向いており、加えて瀬戸内海の真ん中という立地の良さもあって順調に発展して行きました。バブルの1991年には国内で14万トンの消費があり今治は潤っていました。ところが中国製の安価なタオルが市場に出回るにおよび今治タオルは大打撃を受けます。ピーク時には今治だけで生産量5万トンでしたが、最も減少した2009年には1万トンを切り企業数も500社から117社にまで減少しました。

 2006年に四国タオル工業組合は今治商工会議所、今治市と連携し「今治タオルプロジェクト」に取り組みます。その際総合プロデューサーに就任されたのが佐藤可士和氏です。

 これまでの今治タオルはこれまで高い技術力を持っていながら、独自ブランドによる展開ではなく、OEMによる海外有名ブランドの下請けとしての需要がほとんどでした。タオルの吸湿性など生活用品としての高いクオリティがあったにもかかわらず、それが正当に評価されておらず多くの消費者は「タオルなんてそんなに変わらない」と思っていたのです。こうした中で佐藤氏は白いタオルにこだわらない、東京にアンテナショップをつくることをアドバイスしました。

 今治タオルの国内市場におけるシェアは2013年には11.2%、生産量の底であった2009年には9.2%で伸び率は2%になります。この2%の成長で奇跡の復活が果たせたのです。ブランディングによって成長が期待できる地場産業や企業はたくさんあります。いいものを作っているだけでは売れません。ていねいに消費者に伝えていることで「いいものをつくっているからこそ売れる」に転換して行くことができます。

 東御市においてもブランディングは重要なテーマです。より良いものをよりわかりやすく丁寧に伝えて行く努力がいまこそ求められています。今治タオルの奇跡の復活を私たちのまちでも実現して行ければと思っています。

青空

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